author : 編集部
合併して8年を迎える笛吹市
編集長です。

久しぶりに記事をポストしてみます。(^_^;)

ふえふき☆タイムス第242回は「合併してどうなった?」というテーマでした。
ライターのみなさんそれぞれの視点で、興味深い内容の記事を読者の方々にも、頷いたり首を傾げたりしながら読んでいただけたことでしょう。

平成の大合併の中にもいろいろなかたちがありましたが、笛吹市も誕生までは平坦な道のりではなかったことから、合併後すぐにスムーズな1つの市としての行政運営が行われるというわけにもいかないようです。

ちなみに、笛吹高校は県立高校ですので、合併と軌を一つにしているようですが異なりますで、関連的なものとして考えておきましょう。

笛吹市イメージ

さて、合併して地域の行事が減り、集落での一体感が薄れたというご意見も多いようです。
たしかにそういう面も否めません。
基本的に7つの町村ごとにあったものや、事業や仕事を、1つにまとめたわけですから「効率化」「集約化」が合併の大きな目的でもあり効果でもあるわけです。

ふえふき☆タイムスでは、そうした笛吹市の将来に向けたまちづくりのカギを握っている、鍵になるのが、「人」であると考えているわけですが、「行政まかせ」「おまかせ民主主義」と言われてみればそうとも言える状況の中で、生活してきたこともまた事実でしょう。

わたしは、市という行政の枠組みが、これまでよりも大きく広くなったとしても、そこに住む人たちが、自分たちの生活する場所や範囲、環境の中で、主体的・自律的に地域のつながりを大切にし、集落や学校区などでの行事や活動を続けていこう、創っていこうという思いや行動があれば、合併を理由にすることなく地域の一体感の創出は可能ではないかと思います。

ふるさと公園

合併したことのもう1つの意義としては、これまでよりも広い範囲で仕事や生活をするようになった現代のわたしたちのライフスタイルにも合致したまちづくりができるようになったこともあるでしょう。

具体的には、旧町村時代のまちまちだった(そのままではいずれ財政運営が困難となる状況でもあった)財政状況では不可能だった子どもの医療費助成年齢の小学6年生までの引き上げを行い、水道事業の統一化による価格改定はあったものの安心して安全な水が飲めるように境川と御坂(建設事業に着手中)に浄・配水場が整備され、老朽化した水道管の更新もすすめられています。

合併したことで「桃とぶどうの生産量」が日本一となり、歴史的な史跡や寺院も笛吹市の地域資源として結び付けることで、市全体としての大きな観光資源にすることも可能になりました。

釈迦堂遺跡博物館

合併前の旧町村時代には、着手できなかった事業だけでなく、継続することが困難になったであろう事業もあります。
介護保険事業や国民健康保険事業などの保健福祉サービスや学校の市費負担講師の配置などは、合併後の財政運営によって継続・新設しながらも、他の事業も行うことが出来ているものであり、旧町村が単独で存続していたら、行き詰ったり縮小したりという事業も少なくないでしょう。

行政サービスに必要なコストでボリュームが大きなものの1つは、「人件費」です。
行政職員がさまざまな仕事をしているのですからやむを得ない部分もあるでしょう。
そうは言っても、専門的な仕事や測量・建設などの事業をはじめとして、多くの仕事を外部に発注したり委託したりしています。そういうものにかかるコスト(普通建設事業費、物件費)なども大きなものです。

また、他会計(国民健康保険、介護保険、後期高齢者医療、水道事業、下水道会計など)への「繰出金」も大きな額となっています。
これは、国の制度や仕組みによって行われる事業で、医療費の増加やサービスの利用によって支出が増えることに伴い補填するものだったり、合併前からの事業(下水道事業などを行うために借り入れた)借金返済などに使ったりしているものです。

こうしたボリュームの大きなものを抑えていくことが、合併の効果を上げていくことにつながる一方で、行政サービスを行うために増える支出を、市税収入を増やすことで支えてバランスをとっていく必要があります。

民間事業者や企業でいえば、効率化し、支出を抑制しつつ、いかにして売り上げを伸ばしていけるかどうかということが、将来に向かっての課題となります。

その手法として、人に訪れてもらえるまちづくり、インフラ整備といったハード整備(これは合併特例債で可能となるもの)とともに、生活している地元の地域と行政の枠組みとしての笛吹市という「スケール」を市民がそれぞれに持ち、地域のことを知り、大切に思い、誇りに感じ、来訪者へのおもてなしをするといったソフトの要素も育てていくことが、大切なことだと思っています。

笛吹市のお祭り

「固定的な顧客(市民)」は、人口減少・高齢化で減りつつあります。
となると、職員数も減らし、仕事も減らして調節していくことも可能になるでしょう。
しかし、職員を減らしたり、行政の仕事を減らすことは、そんなに簡単にはできません。
できるとしても、ゆっくり少しずつということになるでしょう。

笛吹市には、地域資源も多く、山梨の宿といえる宿泊インフラ(石和・春日居温泉郷)もあり、交通アクセスや人口流動にも対応できる合併市としての基盤整備は、合併してまだ気分的にも落ち着かないこの時期(合併後10〜15年)ではあっても、国の制度やしくみに左右される地方自治体としては、その中で精一杯いまできることをしなければならない…ということもまた現実です。

「流動的な顧客(市外・県外からの来訪者や転入者)」を増やしていくこと、それによる消費効果や関連産業の振興、既存の農業や商工観光業への波及効果を高めていくことも、会社の経営者(首長や幹部職員、議会など)としてはしっかり考えていかなくてはなりません。

多機能アリーナという体育施設をはじめとする笛吹市の大型事業の「プロモーション」は、まったくといっていいほど褒められたものではありませんでした。
理解していただこう、説明責任を果たそうという認識が、民間事業者の方に比べて不足していたのかもしれません。

アリーナのシンボリックな建物としての有効性ならともかく、施設による「一体感の創出」にはやや無理がありますし、災害拠点としては、大規模災害時の利用(2次避難所)ということで有用性はあるものの東日本大震災を受けて「後付け」感が否めないのも実感としてあるでしょう。もちろん、構想や設計の段階では、そうしたことも考慮されているはずのものですが…。

「一堂に会する」という表現がありますが、規模としてはそれがある程度可能になることから、その意味での「一体感」はまったくないわけではありません。
しかし、市民だけが利用する施設ということは考えにくいですし、「大型集客施設」として、「流動的な顧客」を増やし、地域の経済・産業の振興に結びつけることで、まわりまわって税収の向上につなげていくという経済効果も期待して整備しようと考えるのであれば、ストレートにそうした説明もすればよいのです。
市民福祉に関わる行政サービスや支援策を今後もキープしていくためにも、税収確保につながる対策も必要なのだということをしっかり説明しないのは、責任の所在があいまいな行政のマイナス面であるとも言えます。

わたしたち市民も、市行政がおこなっていることや、制度・しくみについて十分に知っているとも言えません。だいたい生活が第一で、そんな余裕もないというケースも少なくないんですから!(*^_^*)

大きくなった笛吹市の行政を、しっかりまかせられるような為政者や行政職員を育て、自分もその一人として地域や行政や仕事やいろんな分野で、自分なりに出来ることをしようというキーパーソンを増やしていけるように、ふえふき☆タイムスのライターのみなさんと、発信し続けていきたいと思います。
 

 author : 編集部 | 編集部 | 10:00 | comments(2) | trackbacks(0) | pookmark |
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Comment
編集長!
ありとうございます(^^)

知らない事が多いのに、聞いた事だけで書こうとするから、中途半端になってしまいますね。
そして、文章が下手ですしね(@@)
気にはなっているんです。

今回の記事、ありがたいです♪
Posted by: チェシャ猫 | at: 2012/10/01 7:13 PM
チェシャ猫さん

こちらこそコメントありがとうございます。(*^_^*)

聞いたことが最も印象に残るでしょうから、そういうものだと思います。

実際には、何事も右か左か、YesかNoかと、単純には判断できないことばかりですから、いろんな情報を材料に何とかして方向性を見出さなければならないというのは、人生の常なのかもしれませんね〜。

文章も上手い下手よりも思いが伝わればそれでいいような気もします。

立ち止まったり振り返ったりしながらも、前進あるのみですね!
Posted by: 編集長 | at: 2012/10/03 7:35 AM








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